「フェレットと添い寝したい」けど一緒に寝ていいの?と疑問に思う方が多いのではないでしょうか。
実際フェレットが懐くと、飼い主の足の上などで寝るようになります。
今回はフェレットと添い寝するための方法と注意点について、飼い主目線で紹介します。
はじめに:フェレットと寝ることの魅力と危険性
まず、フェレットと添い寝することはできます!
そこには極上の幸せがある一方で、安全を考慮して対策しないとフェレットを危険にさらしてしまう可能性があります。
フェレットと寝ることの魅力
フェレットが寄り添って寝てくれる時は、幸福感MAXです。
柔らかい体でぴったり寄り添い、ふわふわの毛で温もりを感じさせてくれます。
さらにフェレットは軽いので、腕や足に乗られても負担が少ないのも魅力です。
冬場の寒い時期は、フェレットは体温が高いため湯たんぽのように温かく、とても心地よい感じがします。
フェレットと添い寝する危険性
フェレットと寄り添いながら飼い主まで寝ている場合、危険性はぐんと上がります。
例えば以下のようなことが起こり得ます。
- 寝返りでフェレットを潰してしまう
- フェレットが危険な目に合っていても気付かない
- 布団の中にいるのに気づかず、踏んでしまう
このような事故が起きないように、細心の注意を払うことが必要です。
フェレットと本当に添い寝したいのか
フェレットと添い寝するのは魅力的ですが、危険と隣り合わせなのは間違いありません。
本当に自分が眠る間も一緒にいたいのか、問いかけてみることも大切です。
まずは日中に放牧した際に、フェレットがどこで寝るのか確認したり、飼い主が昼寝をする際にどのように一緒に寝るのか試してみたり、簡単なところから始めるのがおすすめです。
フェレットの年齢と適切な添い寝スタイル
フェレットの年齢に分けてベストな添い寝スタイルを紹介します。
年齢や成長段階による違い
フェレットとの添い寝のしやすさは、フェレットの年齢によって異なります。
特徴は以下の通りです。(フェレットの種類や性格、飼育環境、お迎えの時期によるので、参考程度に見てください)
成長段階 | 落ち着き | 噛み癖 | 行動 |
子フェレット(0〜6ヶ月) | なし | あり | 興奮・警戒しやすい |
成長期(6ヶ月〜1歳) | なし | あり | トイレを覚えている |
大人(1歳〜5歳) | 落ち着いてくるが、まだまだ興奮する | 布団の外ではあまり噛まないが、布団の中では噛むことも | トイレは覚えている |
シニア(5歳〜) | 非常に落ち着いている | なし |
フェレットの年齢やお迎え時期によって、いつ添い寝できるかは変わります。
我が家では、生後半年の子をお迎え約3ヶ月で添い寝に成功しました。
子供のフェレット(0〜6ヶ月):落ち着きがないため基本的にハンモック寝
幼いフェレットは落ち着きがなく、興奮して遊んでいる時間が長いです。
落ち着いて抱っこすることも難しいので、起きている時は全力で遊んであげます。
遊び終えたらケージに戻してあげるとハンモックで眠るので、その時に優しく撫でてあげましょう。
成長期(6ヶ月〜1歳):足を噛む習性に対処
生後半年ほどになると、短時間の昼寝で添い寝できるようになります。
噛み癖はだいぶなくなっている時期ですが、布団の中にある足は例外として噛み癖が残ります。
それも人間の一部だよーっと噛んではいけないことを丁寧に教えていきます。
生後半年以降の添い寝方法は2つあります。
①フェレットがベッドで眠った時に、人間があとから来て添い寝する
②人間がベッドにいる時にフェレットが来て、一緒に寝る
①と②どちらも可能です。
我が家ではまず①から始まり、お迎えから3ヶ月ほど経った頃に②もできるようになりました。
②のフェレットが後からベッドに来る際に、コツがあるので後半で紹介します。
大人のフェレット(1歳〜):一緒に寝ることができる
だんだん落ち着いてくる大人のフェレット。とはいえまだ遊び盛り。
子供の時から育てていれば、飼い主にも十分に懐いているでしょう。
飼い主が歩くと、後ろをぴったりついてまわります。
この頃には、人間が座っていようと寝ていようと、そばに来て眠ってしまいます。
ここまで打ち解ければ、いつでも添い寝可能です。
フェレットと寝る時の注意点
フェレットの安全を第一に、幸福な添い寝を手にするための注意点を紹介します。
お互いの健康チェック
人と動物の間には共通の感染症があります。
フェレットが下痢をしていないか、毛並みは綺麗か、など基本的な健康チェックを行いましょう。
また飼い主もインフルエンザや風邪を引いていないか、確認しましょう。
これらはフェレットに移る可能性があるので、完治するまで添い寝はせずに適切な距離を保ちましょう。
適切な温度管理
布団の中にフェレットが潜ると、布団の中が暑くなりすぎることがあります。
フェレットは寒さより暑さに弱い動物です。
特に寒い時期の電気敷布・電気毛布・湯たんぽなどは、フェレットにとって暑くなりすぎてしまう原因になるので注意しましょう。
ベッドの高さ
フェレットと一緒に寝るためには、ベッドの高さを低くすることが最もおすすめです。
フェレットが自力で登ることができ、降りる時も危険がない高さにします。
どうしてもベッドの高さを変えられない場合は、以下の対策ができます。
- ペット用の階段を用意する
- クッションを重ねるなどして階段を作る
我が家ではベッドが少し高めの時期に、クッションやぬいぐるみを重ねて階段にしていました。
爪が引っ掛からない素材の寝具を使う
フェレットの爪が引っ掛からない寝具にすることが重要です。
我が家のタオルケットでは、何度か爪が引っかかることがあり、飼い主がすぐに気づいてハサミで切ることがありました。
爪が引っかかり続けると、無理に外そうとして指を骨折するなど、怪我につながってしまします。
いくら爪をお手入れしていても気を抜くとすぐに生えてくるので、最初から爪が引っかかりにくい素材を選びましょう。
寝相が悪い場合は控える
あまりに寝相が悪いと、フェレットを危険にさらしてしまう可能性が高いため添い寝は控えましょう。
日中に眠るフェレットに寄り添うだけでも、可愛らしい寝顔を見ながら温もりを感じることができます。
安全にフェレットと添い寝するために
今回は年齢別の添い寝スタイルと注意点を紹介しました。
フェレットの安全を第一に考え、無理な添い寝はしないようにしましょう。
安全対策をした上で、フェレットとの添い寝は十分に可能です。
よきフェレットライフを!
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